後悔しない家づくりをする為には「快適な空間が欠かせない」と思います。そこで今日は桐についての話を致します。桐といえば何を思い浮かべますか?桐のたんすや、衣装ケース・下駄・羽子板等などが思い浮かぶ方も多いのではないかと思います。その他にも米びつや家具など、私たちの生活に馴染みの深い木材です。
桐材の利用は、日本では弥生時代(約2000年前)にはじまるとされ、登呂の遺跡からは小琴が発掘されているくらい古くから使われており、欽明天皇から推古天皇の御代(西暦550~610年)に中国から直接、または朝鮮を経由して日本に伝えられ、そのころから日本でもはじめて作られるようになったことが「日本書紀」に記されおりました。桐の特徴としては日本の木材の中で最も軽く、優美である上に、防湿性、耐火性があり、腐りにくく、音響効果を高めるなど、他の材に見られない特性を数多く持っております。当社では10年前より桐を使用した天然無垢の家づくりを行っておりますが、体感されたお客様の意見で多いのが「梅雨でも湿気をほとんど感じない」「保温効果が非常に高いので夏涼しく、冬はあったかい」というものでした。中には「喘息持ちの子供の咳が減った」等、色々な効果が表れております。近年ではお客様のニーズに合わせてリビングの床・天井・クローゼット・トイレ等に桐を使用したリフォームも行っております。当社施工事例を参考にして頂き、是非快適な空間で生活されてみては如何でしょうか。