S21-PRODUCEの最大の魅力は、都心部特有の狭い土地や路地裏などの間口の狭い土地にも柔軟に対応できる点です。また、一般的な重量鉄骨による構法に比べて軽い鉄骨を使って組み立てるため、基礎部分に掛かる重量が軽減することができ、基礎工事の段階から大きくコストを軽減することが可能です。
従来は狭小地での賃貸マンション建設にあわせて開発された構法でしたが、都心部における2世帯住宅の建設や住宅密集地での施工など、遮音性や耐火性を重要視されるお客様からの特別なご要望を受けて、新たに当社のラインナップに加わりました。
S21-PRODUCEの最大の特長は部材に鉄骨ではなくスチールを採用している点です。これにより従来の鉄骨造に比べて建物自体の重さを軽量化することが出来るため、基礎工事の段階から工費を大幅に削減することが可能です。例えば、敷地面積59.47㎡・4階建てのアパートの場合であれば、従来のRC造では約8千65万円のところ、なんと12%マイナスの約7千100万円で施工することができます。
※S21-PRODUCEの導入には確認申請及び検査代が必要となります。
一般的な鉄骨造は、重くて長い鉄骨を現場搬入し、大きなクレーンを使って建設します。そのため資材の搬入や資材置場などの面で、様々な制約条件が生してしまいます。 しかしS21-PRODUCEの構法なら、トラス柱・ピン柱といった小さな部材で組み立てることができるため、これらの制約条件が緩和され、狭い土地でも簡単に施工することができるのです。しかもこれらの小さな部材はあらかじめ工場で製作し、現場で組み立てるだけなので、工事期間の削減と費用の節約につながっています。
また、建物全体の重量が一般的な鉄骨造よりも軽量なため、軟弱地盤(支持地盤が40KN/㎡ほどでも可能)でも地盤改良費がかさまないというメリットもあります。さらに隣地境界は最小でわずか25cm。S21-PRODUCEは、土地の狭い都心部における注文住宅の可能性を大きく広げる新しい建築手法です。
都市に暮らす人々にとって、遮音性能は重要な要素のひとつです。特に上階の騒音は、下階の人にとって大きな悩みとなります。S21-PRODUCEでは、界床の遮音性能を重視し、「デッキプレート+コンクリート(130mm)」を床部に採用。鉄筋コンクリート(RC造)と同等の遮音性能を実現しています。これにより2世帯住宅や併用住宅における騒音の問題を解消し、そこに暮らす人が安心して安らぐことができる快適な空間を提供します。
S21-PRODUCEの柱や梁の出ない独特の構法は、間取りの自由度を高め、開放感あふれる空間を実現します。また、素材や設備、造作家具など暮らしを豊かにするアイテムにもこだわっています。これらのアイテムは、好みやこだわりによってセレクトが可能です。
「条件の厳しい都心部で、室内空間を最大限に活かした住まいで暮らしたい。」
S21の注文住宅はそんな希望にお応えします。
性能評価機関は国土交通省の認可を受けた機関(財団法人日本建築センター構造評定)にて、構造の安全性や合法性を客観的に厳しく審査しています。S21-PRODUCEはその構造安全性を認められ、3 階建・4 階建構造評定を取得。建築基準法に合致した安心と信頼の構造をお届けします。
構造実験には全て実物大を用いており、机上の計算には現れない部位の状況なども検証しています。S21-PRODUCEは、これらの実験データを収集・解析した上、さらに安全を考慮して構造設計に反映することで、より安全で高性能な構造方法を実現しています。
防耐火性能は、万が一の火災に備えて建築基準法で要求される重要な性能の1つです。3 階建て以上の共同住宅では、1・2 時間耐火構造が必要となります。S21-PRODUCEでは、実際の火災を再現した厳しい耐火試験にも合格し、1・2 時間耐火構造の大臣認定を取得しています。